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 くじら組@山本一力

  • Oct272009
  • Author: 川口
  • Categories: Novel
  • Tags: ,
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しばらくの間(いやっ、かなり長い間・・・)放置していたが、久方ぶりに本のレビューでもやってみようか。

今回紹介するのは「山本一力」さん作の長編時代小説「くじら組」。土佐(高知)伝統のくじら漁師たちの活躍を描く勇壮な物語となっている。

時は幕末。土佐藩室戸岬の津呂浜。
くじら組の山見(岬から沖のくじらを見張る役目)が異国の蒸気船(黒船)をいち早く発見する。
その報は藩を通じて幕府まで達する。そして幕閣達が下した判断は、津呂浜のくじら組を黒船対策に抜擢する事。
しかし、くじら組にはその前にどうしても成し遂げなくてはならない事があった。それは仲間の命を奪った巨大マッコウクジラ「黒船」を仕留める事。
藩命を受け、仲間の弔い合戦に奮い立つくじら組の面々。命をかけた決戦。結末はいかに・・・。


物語の随所に織り交ぜられた高知独特の方言(高知弁?土佐弁?)。読み始めた時は、微妙なイントネーションが理解できず少々苦労したが、読み進めるとそんな事はどうでもいい範疇に。この方言の使い回しが、なかなかどうして随所にとてもいい雰囲気を醸し出している。

くじら組の面々が如何にしてくじらを仕留めるのか?その描写もこと細かく語られており、著者には頭が下がる思いだ(私自身の雑学が増えたので、機会があれば誰かにウンチクを語りたい)。

勇壮な男達の物語を渇望している方にはかなりのオススメだと思う。そうそう、くじら組の働きを陰で支える奥さん達の活躍も忘れてはならない。内助の功ってやつだ。

末筆だが著者の「山本一力」って高知出身だったようだ。どうりで方言が多い訳だ。


via : 山本一力 - Wikipedia


くじら組

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